アイドルのライブで活躍するペンライト(ペンラ)とは?王道商品や注意点についても紹介

ローカルアイドルのライブでは、さまざまな応援アイテムを持ち込むことがファンの間で定着しています。そのなかでも、特に代表的なアイテムといえるのがペンライトです。ファンが一体となった「光」による応援をステージに届けることで、ローカルアイドルのライブは一層盛り上がります。この記事では、ペンライトの基本知識や定番商品、使用上の注意点について解説します。

知っておきたいペンライトの基礎知識

ペンライト(ペンラ)とは、電池や化学反応で発光する小型の器具の総称です。アイドルファンの間では、ライブでの応援用のアイテムとして広く普及しています。「ペンライト」のほか、「サイリウム」「キンブレ」「ケミカルライト」といった呼び方も一般的です。

厳密に分けると、ケミカルライトは、化学反応で発光するペンライトの一種であり、サイリウムはその商品名を指します。キンブレ(キングブレード)は、電池で発光するペンライトの商品名です。

アイドルのライブにおいては、推しのイメージカラーに合わせたペンライトが使用されます。アイドルによっては、オリジナルのペンライトの振り方が定着しているケースがあります。両手にペンライトを持ってライブを盛り上げるファンも少なくありません。

ペンライトは、ディスカウントストアやネット通販などで買えます。有名なアイドルの場合、公式グッズでペンライトを販売していることもあります。

ぽろん
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誰もが一度は見たことがある光る棒だぽろ!界隈ではどんなものでも「サイリウム」って呼んでいるイメージだぽろ!

ライブグッズとしてのペンライトの歴史

ペンライトは、いつからアイドルのライブで使われ始めたのでしょうか。

歴史をさかのぼると、1974年に歌手の西城秀樹さんがファンに向けてコンサートに懐中電灯を持ってくるように呼びかけたことから、音楽ライブでライトが使用されはじめたとされています。1980年代には、カラーセロハンにより光に色付けされるようになりました。サイリウムが使用され始めたのもこの時代です。

アイドルの現場では、1986年頃からペンライトの使用が一般的に。光の色を切り替えられるものや公式グッズなど、アイドルの応援アイテムとしてのペンライトが一気に普及しました。

2010年にはメンバーごとのイメージカラーを打ち出すグループが増え、豊富な色に対応できるペンライトが求められるようになりました。これに伴い、ファンが自前のペンライトを用意してライブに参加するスタイルがさらに普及します。無線制御型のLEDライトなど、テクノロジー面の進化もありました。

定番ペンライト「キングブレード(キンブレ)」

引用:https://ruifan.co.jp/

その優れた使い勝手から、アイドルファンの間でペンライトの代名詞的存在として認識されているのが、「キングブレード(通称:キンブレ)」です。株式会社ルイファン・ジャパンが、製造・販売を行っています。

キングブレード最大の特徴は、多彩なカラーです。最新機種では、25のデフォルトカラーを搭載しています。ボタンに次のカラーをリザーブしておき、瞬時に切替えられるため、目まぐるしい曲の展開にも対応可能です。

「X10」シリーズが現行として展開されています。「X10V」では、Bluetoothによる調色も可能となりました。推しメンバーに合わせた微妙な色彩も実現できます。

使い勝手とクオリティの高さから、キンブレは高い評価を獲得しています。ペンライト選びに迷った場合は、キンブレを選んでおけばひとまず間違いはないでしょう。

ぽろん
ぽろん

この名前だけで、買ってみたくなるぽろ…RPG好きにはたまらないぽろ…

通に人気の「LUMICA(ルミカ)」

引用:https://oem.lumica.co.jp/

キンブレと双璧をなす人気となっているのが、株式会社ルミカが製造・販売するペンライトです。なかでも、アイドルライブで定番なのが大閃光ブレードシリーズ。100・200・300の三種類があり、300については全24種のカラーチェンジが可能です。

また、キンブレはカラーチェンジボタンが持ち手の根本にあるのに対し、ルミカの大閃光ブレードシリーズは親指付近にボタンが来るのも特徴。咄嗟の色変えも楽なので、ライブ中には重宝します。

ぽろん
ぽろん

情報をくれた黒羽あきらさん、ありがとうだぽろ!

アイドルライブでのペンライト使用の注意点

ペンライトはアイドルライブでは王道の応援アイテムですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。

不測の事態に備える

ライブ直前にペンライトの不調に気づくことがあります。どうしてもペンライトで応援したい場合は、そうした不測の事態に対して万全の備えをしておきましょう。

ライブ前は、電池の残量を確認しておくのが基本です。点灯してみて光が弱いと感じた場合、ライブ中に電池が切れてしまうことが考えられます。心配な場合は、新品の電池に入れ替えておきましょう。

ライブ中、ペンライトはハードに使用されることが多いため、機械的な故障で使えなくなってしまうことがあります。ファンによっては、故障に備えてペンライトを複数用意している人もいます。万全を期する場合は、予備のペンライトを用意しておくと安心です。

カラーは推しに合わせる

アイドルライブでは、「ペンライトの色を歌っているメンバーのイメージカラーに合わせる」というルールが定着しています。発光させる色を間違えると、悪目立ちしてしまうかもしれません。ペンライトをアイドルライブで使用する場合は、あらかじめメンバーのイメージカラーを調べておきましょう。また、ペンライトのカラー切り替え操作は、少し慣れが求められます。事前にリハーサルをしておくと安心です。

周りの人に配慮しながら振る

ペンライトを振る際は、周りの人への配慮を忘れないようにしましょう。大ぶりな動きは他の人の邪魔になる可能性があるほか、ペンライトがぶつかることが考えられるため危険です。また、あまり高い位置でペンライトを振ると、後ろの人がメンバーを観られなくなってしまいます。

ライブ中は気持ちが盛り上がり、知らず知らずのうちに自分勝手なペンライトの使い方をしてしまうことが少なくありません。配慮に欠けた行為をするとファン同士でトラブルが起きるケースがあるため、ペンライトを振る際はくれぐれも周りに注意を払いましょう。

ライブ運営のルールを確認する

アイドル運営やイベントによっては、ペンライトの使用を許可していないケースがあります。「一部のファンによる過度の応援が目に余る」「曲やライブのコンセプトに合っていない使用が目立つ」「光が強すぎる」といったことが理由です。

ペンライトの使用を許可していない場合は、ライブ告知や会場のアナウンスなどでファンに周知しているはずです。許可されていない以上、いくら応援したい気持ちが強いとしても勝手にペンライトを使用するべきではありません。必ずペンライト使用のルールを確認したうえで、その方針に従いましょう。

ペンライトのお手入れ方法

ペンライトはデリケートな取り扱いが求められるアイテムです。放置したままにすると、いざという時に使えない可能性があります。日頃から動作確認とメンテナンスを怠らないようにしましょう。

具体的には、以下のようなお手入れをするのがおすすめです。

  • 保管時は乾電池を取り外す
  • 表面はアルコールでさっと拭き取る
  • ストラップは定期的に手洗いする

こうしたメンテナンスを心がけると、ペンライトを長く、清潔に使い続けられます。

ペンライトをカラオケに持ち込むのもおすすめ!

「ペンライトはライブ専用のアイテム」と思っていませんか?

そんな人は、カラオケにペンライトを持ち込んでみましょう。暗いカラオケの室内では、ペンライトの光がとても映えます。

特に、オタ友とのカラオケでは、ペンライトで盛り上がるのがおすすめ。ライブでペンライトを振る練習にもなります。ライブ以外で使い時がなくペンライトを眠らせている方は、ぜひカラオケで使ってみてください。

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