毎年開催される「生誕祭」は、推しのローカルアイドルがいる人にとって一大イベントでしょう。ローカルアイドルの生誕祭はファンとメンバーとの距離が近いからこそ、お祝いや感謝の気持ちをダイレクトに伝えられます。ファンが協力し、サプライズを行うことも少なくありません。こちらでは、札幌のローカルアイドルシーンでも頻繁に行われている生誕祭について解説します。
そもそもローカルアイドルの「生誕祭」とは?
「生誕祭」とは、メンバーの誕生日を祝うイベントのことです。ローカルアイドルの場合、ライブやイベントとして、ファンを招いて生誕祭を開催するのが一般的です。「〇〇(メンバーの名前)生誕祭!」といった形で、告知されます。
生誕祭のイベントでは、誕生日を迎えたメンバーが主役です。普段のライブとは異なり、そのメンバーにフォーカスした演出が取り入れられます。他のメンバーからお祝いされる、仲の良い様子も生誕祭の楽しみのひとつです。
生誕祭では、ファンからの贈り物として、何かサプライズをするのが慣例です。事前にファンによって結成された「生誕委員会」が主導して、企画から当日のサプライズ実施までを取り仕切ります。このことから、生誕祭はファン同士の絆も深まるイベントといえるでしょう。
札幌アイドルの生誕祭で何をする?
ローカルアイドルの生誕祭で定番となっているサプライズをご紹介します。
横断幕
オリジナルデザインの横断幕は、生誕祭のサプライズとして人気です。誕生日メンバーの名前が大きくプリントされた横断幕は、ステージから見てもインパクトがあります。遠くからでも目立つため、イベント会場が大きい場合のサプライズとしてもおすすめです。
形に残るサプライズのため、生誕祭後も記念品となります。価格は大きさやデザインによって異なりますが、1~2万円程度が相場です。
クラッカー
パーティーアイテムの定番であるクラッカーは、ローカルアイドルの生誕祭でも活躍します。重要なのは、クラッカーのタイミングを合わせること。誕生日メンバーのソロ曲の途中やアンコール明けの登場時など、事前にファン同士でタイミングを打ち合わせしてください。なお、会場にクラッカーの残骸を放置するのはNGです。自分たちで片付けしやすいように、散らからないクラッカーをチョイスしましょう。
フラワースタンド・バルーンスタンド
フラワースタンドやバルーンスタンドを会場に展示することも一般的です。専門業者にメンバーのイメージカラーや希望のデザインを伝えれば、オーダーメイドできます。小規模な会場で生誕祭が行わることもあるため、スペース的に無理がないか事前に確認しておくことが大切です。
お花は集まりすぎると連れて帰るのも大変だし、飾る場所も限られちゃうから、
たくさんありすぎると大変ぽろ!
フォトケーキ
写真をプリントしたケーキを贈ることもあります。食品用のインクを使用してプリントするので、もちろん普通のケーキのように食べることも可能です。スタッフに渡しておけば、あとで誕生日メンバーに届けてくれます。イベント後、SNSで感謝のコメントとともにケーキの写真をアップしてくれるかもしれません。
札幌アイドルの生誕祭で注意すべきこと
ローカルアイドルのサプライズは、メンバー・ファンの絆を確かめられる大切な機会です。しかし、誰かに迷惑をかけたり、不快な思いをさせたりすると、せっかくの生誕祭が台無しです。ローカルアイドルのサプライズで注意すべきことを紹介します。
運営に許可をとっておく
サプライズを運営に知らせずに行うのはやめましょう。生誕祭イベントには進行スケジュールがあります。ファンだけの判断でサプライズを行うと、進行を妨げてしまうかもしれません。また、イベントのコンセプトによっては、そもそもサプライズを行うことが好ましくない場合があります。事前に運営の許可・協力が得られていない状態でサプライズを行うと、最悪の場合、強制退場させられてしまうことも考えられます。
プレゼントNGのものを避ける
サプライズでは、誕生日メンバーにプレゼントをすることも一般的です。ただし、プレゼントNGのものは避けるようにしましょう。生誕祭に限らず、ローカルアイドルのイベントでは、プレゼントNGのものが公式サイト上やライブ告知上で案内されていることがあります。特に、食べ物などは基本的にNGです。生誕祭では、ケーキが例外的に許可される場合がありますが、特にアナウンスがない場合は運営に事前に確認しておくのが賢明です。
周りの人に配慮する
生誕祭のサプライズでは、ついついテンションが上がって周りが見えなくなりがちです。しかし、イベントにはサプライズに参加していないお客さんが参加することも考えられます。あまり身内だけで盛り上がっている雰囲気になると、イベント全体の雰囲気を壊してしまいかねません。純粋にアイドルのパフォーマンスを楽しみにしている人に不快な思いをさせてしまいます。その場にいる全員にとって素敵な日になるように、周りの人に配慮しましょう。
みんなが幸せなⅠ日を作り上げるんだぽろ!
肖像権に注意する
アイドル本人の顔をプリントしてサプライズ用のグッズを作る際は、肖像権に注意しましょう。アイドルに限らず、あらゆる人には肖像権があるため、他人が勝手に写真や映像を公表することはできません。「販売目的でなければOK」と思われがちですが、本来はみだりに人の写真を撮影したり、公表したりすること自体が禁止です。少なくとも、勝手に写真を使うことは好ましくありません。念のため、運営に確認しておくと安心です。