Xで推しの投稿を見て「いいね」をつける。これも立派な推し活のひとつですが、どうせならライブのない平日は、ネット上での推し活をがんばってみませんか?Xで何をすれば推しの応援になるのか、その具体的なアクションをご紹介します。
推しが世間に見つかるのは全ヲタク全員の願い
推しの成功や人気向上は、すべてのヲタクが望むこと。ここに異論を持つ方は少ないでしょう。推しがメディアに取り上げられたり、新しいファンを獲得したりできれば、活動の幅が広がり、次のステージに進むチャンスが生まれます。推しの存在が世間に広がることは、ヲタク自身の誇りでもあるでしょう。
しかし、単に推しが有名になっていくのを眺めるだけで満足でしょうか?大切なのは「自分たちが推しをてっぺんまで押し上げたんだ」という達成感です。そのためには、ライブに通ったり交流会に参加したりといった活動以外にも、ネット上での応援も不可欠です。
Xは推しが注目を集めるのに最適なツール
ネット推し活におけるX(旧Twitter)は、情報の拡散速度と範囲において他を圧倒するツールのひとつです。橋本環奈が世間に見つかったのも、Twitterがきっかけでした。ただし、アイドル供給過多とも言える現代においては、簡単に拡散やバズは起こりません。そこでヲタクが考えるべきは、いかに自分たちがXを駆使し、推しの投稿や話題を拡散できるよう工夫をすることです。
「いいね」と「リポスト」は、本当に応援になるのか?
「Xを使った応援ならいつもしている!」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。確かに「いいね」や「リポスト」を行うだけでも、十分に応援をしている気分にはなれるかもしれません。
しかし、昔に比べて、「いいね」の数とインプレッション(※)の数が比例していないことに気づいた方も多いのではないでしょうか?実は近年、Xのアルゴリズムには大きな変更が加わっています。本来、拡散の役割を果たしていたリポストも、最近では以前のような効果がなくなっているのです。
※インプレッション=投稿が表示される回数
「いいね」やリツイートだけでもアイドルはみんな喜んでくれるぽろ!だけど、もっとがっちり推しを応援したいのなら、ヲタクにも努力が必要ぽろ!
ヲタクが知るべきXのアルゴリズムとアクション
推しの投稿を拡散するために、まずはXのアルゴリズムを学びましょう。ただし、すべてを紹介していくと記事の分量が膨大となるため、ポイントのみをかいつまんでご紹介します。
投稿に対する反応で推しがもらえる得点
Xは独自のアルゴリズムでポストにスコアを付けています。その得点が高ければ高いほど、ポストが拡散される率が高まります。以下は、その得点をまとめた表です。
いいねをもらう | 0.5点 |
リポストされる | 1点 |
リプをもらう | 27点 |
ポストをタップしてから「いいね」やリプをもらう | 11点 |
ポストタップ後、2分間その画面に止まってもらう | 10点 |
プロフィール画面を経由して「いいね」やリプをもらう | 12点 |
つまり、推しがXに投稿をした際、ヲタクが以下の行動を取ると、ポストの拡散力が高まります。
- 推しの投稿を見つける
- タップして詳細画面を見るか、プロフィール画面へいく
- 「いいね」と「リポスト」をする
- 短文でも構わないのでリプを送る
- 可能であれば、2分間投稿を眺める
「なんだそんなことか」と思うかもしれませんが、この行動を全ヲタクが取るだけで、推しのポストのインプレッションは格段に上がります。なかでも、詳細タップやプロフィール画面からのリプは30点近いポイントを推しの投稿に与えるため、確実に実施すべきです。
また「ポストタップ後、2分間その画面に止まってもらう」の部分も重要です。短文の場合なかなか難しいかもしれませんが、たとえば画像にALTがついているようなら、そこに書かれた言葉をじっくり読みましょう。もちろん、写真や動画を眺めているだけでも大丈夫です。
ちなみに、ブックマークがプラス要素になるかは今のところわからないぽろ!でも、便利な機能だしネガティブな感じには使われないから、積極的に活用して損はないぽろ!
リプ返企画は大きなチャンス
上記の表に載せていない要素のひとつに「ポストへのリプにいいねや返信、リポストをつける」というものがあります。これは、推しから「いいね」をもらうなどの状況です。この時に追加される点数はなんと75点。前項のヲタクができるアクションよりも高得点となります。
ただし、アイドルはファンに対してリプ返ができないルールを敷かれているケースも多い傾向にあります。そのため、このテクニックは使いにくいというのが実情です。だからこそ、リプ返企画が立ち上がった際は拡散を狙う良いチャンス。ヲタクとしては、できる限りリプを返すよう努力をしましょう。
インプレッションが伸びるかは最初の6時間が重要
上述のスコアリングは、投稿後6時間で判断されるといわれています。つまり、6時間経過した後にリプを付けても時間切れとなってしまい、スコアへ反映されなくなる可能性があるのです。
このルールを踏まえると、ヲタクはやはりリストなどを作り、更新順で推しのポストをチェックできる環境を整えるのが大切です。加えて、朝・昼・夜のタイミングでXを見にいくことも重要。そして、「いいね」やリプは後回しにせず、鮮度が高い時期に反応を返すよう心がけましょう。
自分のアカウントを育てることも大切
Xは、アカウントそれぞれに評価を付けています。その基準は公開されていませんが、評価が低いアカウントだと見なされた場合、その状態で推しと交流をすると、推しの評価を下げる可能性があるので注意が必要です。それだけでなく、そもそもアカウントの属性が「アイドルヲタク」ではない場合、別の場所へ推しの投稿が拡散される可能性もあります。そのため、ヲタクとしては自分のアカウントを育てるために、以下のような点に留意しましょう。
ネガティブな言動は控える
Xでは、ブロックやミュート、不正行為・スパム報告をされたアカウントは評価が下げられます。また、フォロー解除をされた数が多い場合も、低評価の原因になりえます。たとえば、アイドルの陰口を言ったり、リプで誹謗中傷を飛ばしているようなアカウントは、他のユーザーから悪い印象となるため、こうした悪い評価を受けがちです。
アカウントの属性をはっきりとさせる
Xは各アカウントの属性分けを行っています。たとえば、札幌のアイドルだけをフォローしているアカウントに対しては「アイドルヲタク」という属性が付けられます。一方、政治や金融、ビジネスといった分野のアカウントをフォローし、「いいね」やリプなどの交流を行っている場合は、「アイドルヲタク」以外の属性が付与されてしまいます。
推しの投稿を拡散するのであれば、属性は「アイドルヲタク」であるのがベストです。アイドルに興味がある人へ拡散ができなければ、推しの注目度も上がりません。そのため、アイドル応援アカウントと政治・経済アカウントはそれぞれ分けて運用することをおすすめします。
ヲタク同士で交流をする
属性をはっきりさせるという意味では、同じジャンルのアカウントと交流を深めることも大切です。推しグループのハッシュタグで検索を行い、その話題に対して「いいね」やリプをするのは、自身の興味関心をXに伝えることにもなります。
何より、ヲタク同士が交流を深めることはファンコミュニティの醸成にもつながります。推しの良いところをリプで話し合うなどすれば、より推し活のモチベーションを高められますし、反応を受けた側にもポジティブなパワーを送れます。
自身の投稿のインプレッションも伸ばせるよう努力する
有益なポストをしていると、投稿のインプレッションが上がります。すると、Xからの評価も上がるため、アカウント自体のパワーが高まります。その状態で推しとX上で交流をすれば、そのパワーを推しに対して流せるようになります。たとえば、美しい写真をあげているアイドルカメコさんなどはその良い例です。
自分のインプレッションを伸ばすには、上述した「ヲタク同士での交流」が肝になります。たくさんのユーザーと接点を持ち、コミュニケーションを重ねれば、おのずとアカウントが育っていくのです。なお、URLを含んだり2つ以上のハッシュタグをつけたりした投稿は減点要素として扱われます。宣伝をしたい気持ちはわかりますが、こうした内容の投稿は必要最低限にしましょう。
いろいろ書いたけど、結局は推し活を全力で楽しめばそれが推しのパワーになるんだぽろ!そのときは、今回のテクニックをちょっとだけ思い出してくれたらうれしいぽろ!
Xでヲタクが推しを応援するためのアクションまとめ
X以外のアルゴリズムにも注目しよう
今回はXのアルゴリズムについて解説をしました。SNSにはすべてこうしたアルゴリズムが設けられており、その仕組みを知っておくことで推しの活動を後押しできます。たとえば、Youtubeの場合は投稿後数時間の再生数と再生継続時間が、その後のインプレッションに大きく影響します。「人気があるのになかなか再生数が伸びないな」と思った場合は、ヲタクの努力が足りていないのかもしれません。推しを世間に見つけてもらうために、ぜひ今回ご紹介したXテクニックをご活用ください。